第2章『介護における尊厳の保持・自立支援』は盛りもりの「森」⁉

しばし、ごぶさたしております。石田です。
前回からの続き、今日は授業カリキュラム 第2章「介護における尊厳の保持・自立支援」についてご紹介します。
講師という立場ながら、こんなこと書き連ねて良いのかねぇ...(;^ω^)と思いながらも したためて参りたいと思います。

タイトルを見るだけでも既に「お堅い」感じがしますね。ハイ、その通りです‼ここでは 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職である自覚をし、介護保険制度の基本的視点である利用者の自立支援や権利擁護などを学ぶわけです。しかも、2日目のお昼から3時間…(+_+) 眠くなるのに、あらがえない時間帯です。睡魔との闘いに打ち勝たなければならない訳です。ツラいですね…。

日本国憲法第13条から始まり、虐待防止・身体拘束、ノーマライゼーション、QOL…といった一方的になりがちな内容のラインナップが続きます。

しかも「エンパワメント」「アドボガシー」「ストレングス」などカタカナ・大事・用語に交じり、ノーマライゼーションの偉大な提唱者「バンクミケルセン」「ニイリエ」「ヴォルフェンスベルガー」の名前、お国もおさえましょう( `ー´)ノ ここ大事!試験によく出ますからライン引きましょう…。
情報過多すぎる授業確定です。大事がギュウギュウ詰めです。

この後、1.5時間「障害の理解」があります。
実は、2日目のカリキュラムは1日、大事ばかりがギュウギュウなんです。

そこに『国際生活機能分類=ICF』がしれっと入ってまいります。ICFの視点?構成要素?アセスメント?何それっ?の連続です。

介護における自立、意欲と動機付け、介護予防…。
テキスト、カリキュラム内容に、容赦なんてないです。
盛りもりの『森』です。

受講生さんに(この章を嫌いにさせる為に授業しているのでは…)と思ってしまいます。いやっ、苦手意識をさらに増長させていると言っても過言ではない。現に介護福祉士の勉強で、いつも後回しにしたい科目の上位だもん。間違いない。

上記に挙げた不安要素を少しでも解消⁈するために、(受講生さんだけでなく授業をする自分のためにも…)工夫していること3点。

 ❶イラスト・画像で印象付け

    ❷語呂で覚える

 ❸自分史で福祉の歴史を身近に

などをいたるところにフル活用しております。皆さん語呂待ち状態ではないでしょうか…。と思いたい。
「見たことある」「知ってる」だけで不思議と苦手意識なくなるのでは…。将来のキャリアアップに今から免疫をつけている感じですね(;^ω^)

第1章「職務の理解」はツラい授業?‼

今回から授業カリキュラムの各章にちなんでブログのような形で紹介させて頂きます。

まず、第1章の「職務の理解」です。どの初任者研修の講座も初日に予定されております。この科目は、他の章とは違う点がございます。

それは、必ずスクーリングで6時間受けないといけないといったお約束があります。
しかも、当日休むといわゆる『アウト』です。
他の日に振り替えがきかないので、次の開講日を待つしかないのです。かなり、厳しい(*_*;

何とか出来れば良いのですが、こればかりは、ルールですので…申し込みがあった際には、必ず事前にお伝えしております。
『この時期なので特に体調管理には気をつけて必ず、出席してくださいね。絶対に、絶対にお願いします。』と。

具体的にどんな内容かというと、いきなりの『介護保険』です。
サービスの種類や提供される場の特性を理解するといったものなんですが…。

老若男女問わず、まったくの0ベースの方には、ほんとに『⁈』な内容ですよね。(だからこそ、この章のDVD教材がついているのだと思いますが…。)実際、「ちゃんと見ました!」という方はいないですね。残念な事実です。

かと言ってですね、見てすぐに理解できるかと言えば、そこは個人差が大きいことで。
自分に身近な方は、すんなりだと思いますが、すんなりでない方は『?‼』でしかないでしょう、ほんとに。
私自身がすんなりでなかったので、その気持ちは大変共感できます。

施設の見学がなかなか難しい昨今、授業だけでこの章を理解するにも受講生さんだけでなく、講師であっても非常にツラいわけです。
1日繰り広げられる、逃れられない6時間…。
午後2時を過ぎた頃には、情報量が多くて消化不良になっている様子が見受けられます…。
皆さんの気持ち、そしてこの状況。分かります。それだけにツラい。

私個人のお話ですが、まったくの0ベースでとあるセミナーに参加した…あの日のあの私。今でも覚えております、はい。
あまりに圧倒されて帰り道に転倒したくらいですから。(運動不足説もありますが。)だからこそ、分かるんです。

しかしながら、この6時間。だてに長いだけではないのです。
とても大事なんです。

それに気付くのは、数年かかります。介護福祉士の試験勉強の時ですね。かなり経ってからボディブローのように効いてきます。

それぐらい大事なこの章を少しでも、ツラいものにならないよう。いろいろなアイデアを活かして工夫しております。

☝は介護保険サービスの流れをロールプレイで演習する用に手作りしてみました。(一方通行になりがちな講義スタイルに動きがないと余計にツラくなるし、眠くもなりますので。)

「利用者」「家族」「主治医」「介護支援専門員」など受講生さんに役割を持ってもらいます。
実際に、その立場で必要な書面も持ってもらい演習して頂きます。

ロール=役割を持つことで、また何をするのかを知ってもらうことで理解につながればと思っております。
中には、なりきって下さる受講生さんもいたりして和やかで楽しい場面にもなってます。
介護保険の流れは忘れていても、この日ロールプレイを思い出してもらうと少しでも、勉強・苦手意識がうすれるのでは、なんて思いながら。

いつも「初日がつらかった。」「とにかく、しんどかった。」「何話しているのか、分からない。」「見慣れないけどおんなじ漢字ばっかり出てくる。」
など受講生さんから聞くたびに…。

『つっ、次こそはっ…(~_~;)』と密かにリベンジを、いやいや工夫を凝らす訳でございます。

初任者研修のテキスト&資料集のご紹介

テキストについて

グリーンライフカレッジでは、分かりやすいに定評のある『中央法規出版』さんの介護職員初任者研修テキストを使わせて頂いております。(全2巻DVD視覚教材付き)

テキストの特徴
❶キーワードは赤で太文字
❷専門用語などは参照ページを掲載
❸章末に「用語解説」
など、分かりやすく記述されています。

オリジナル資料集について

資料集は、1冊ずつ手作りのグリーンライフカレッジのオリジナルです。
各単元の大切なところを「個人ワーク」する内容になっています。
書き込んだり、色を付けたり…
完成すれば、ご自分のオリジナル教材になります。
介護福祉士を目指される際にも活用して頂けるように工夫しています。

グリーンライフカレッジは、初めての「カイゴの学び」を応援しています♪

グリーンライフカレッジの3つの特色をご紹介

~今しかできない初めての「カイゴ」はここから~

1)経験豊かな現役ヘルパーが講師

『障がい支援』外出
・車椅子介助
・杖歩行
・アイマスクでの歩行
・白杖での歩行

授業プログラム2 授業プログラム1授業プログラム3 

2)定員8名の少人数制

少人数で安心安全、コロナ対策万全
あなたのペースに合わせて気兼ねなく何度でも

授業プログラム4 授業プログラム6

3)独自の教材と体験・参加型プログラム

☞作ること、触れることでさらに分かりやすく

独自の教材
・口腔ぬりえ
・内臓エプロン
・実習用人形『右京くん(仮称)』

授業プログラム8   

・リフトを操作してみよう♪ 
・感染予防はこれでばっちり♪ ガウンテクニック

  

他には

・エコ素材で手作り♪ 高齢者疑似体験
・吸収実験で紙おむつの構造を知ろう♪  など

さらに…

☞実技演習の前は、YOGAを取り入れ腰痛予防
・YOGA講師は、実技指導の土田先生です♪

初めての「カイゴ」
皆さんの「学び」を「もっと知りたい」につながるように
楽しく分かりやすく、そして丁寧にを心がけています。

『グリーンライフカレッジってどんなところ?』
『講師の先生ってどんな人?』
『授業の内容は難しいの?』
などなど、このページでご紹介できればと思っておりますので、今後もよろしくお願いいたします。

 

 

カレッジニュース 始めます(*’ω’*)

教材の写真

皆さま はじめまして グリーンライフカレッジの石田です

今日は節分ですね。節分とは、「季節を分ける」という意味を持ち、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを指すそうです。

その中でも立春は、二十四節気において新年の始まりの大切な節目であり、室町時代頃からは節分といえば立春の前日だけを言うようになりました。

新年の始まりである立春の前日・節分は大晦日と同じように、一年の締めくくりの日と考えられていたそうです。

何か新しいことを始めるのに、ふさわしい今日から『カレッジニュース』を通し、グリーンライフの魅力をお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。