第2章 第6節『入浴に関連した・・・』は目配り・気配り・心配りのスペシャリストであることが必須‼

更に、ごぶさたしております、石田です。前回の約3週間ぶりをはるかに更新し、1ケ月半以上ぶりのUPとなりました。その間また『何だかんだありまして...』と言い訳探し…(;^ω^)  いえいえ・・・今回は、ちゃんとした?‼理由がございまして。今日はまず、そのご報告からさせて頂こうと思っております。来年の令和5年度から『介護福祉士実務者研修」を開講することになりまして、設置に関する申請の準備をしておりました。介護福祉士を目指し日々、支援に励む皆さまに今後の現場に役立つ授業を展開していきたいと思っております ハイ(=゚ω゚)ノ

 実務者研修テキスト

その他に、6月中に2つの研修を修了致しましたヾ(*´∀`*)ノ♪ まず、一つ目は『介護職員のための喀痰吸引等研修』いわゆる3号研修というものです。かれこれ20ン年前のいぶし銀に光る?介護福祉士を取得しておりまして、当時は医療的ケアはなかったもので憧れの資格の一つでございました。2つ目は、『行動援護』従事者等養成研修です。オンラインでの研修でしたが、一方的な授業ではなく、講師の先生初め、受講生さんの発言からも気づきが得られる有意義な内容でした。このような学びのチャンスを与えてくださる会社に感謝ですね(*’ω’*)♪ ご挨拶のつもりが、またもや長くなってしまいました。

今回の科目は『入浴』です。人は、からだの汚れを落としたい時、リラックスしたい時、疲れをとってゆっくりと眠りたい時など、さまざまな理由で入浴をして、からだを清潔に保ち、爽快感や満足感を得ていると思います。入浴するスタイルやこだわりも色々あり、また時代とともに変化していっているのではないでしょうか?と言うのも、昭和30年代に内風呂が普及し始めますが、銭湯での共同浴場が主流でした。今では、家にお風呂があるのが普通であるものの、老化からの衰えや疾病で何らかの障害がある場合は、ご自宅での入浴やその動作が難しくなります。入浴は、ADL=日常生活動作が低下すると最初に自立できない動作と言われています。なぜなら、お風呂場まで移動する⇒衣類の着脱⇒入浴の動作(からだを洗う、浴槽をまたぐ)などの複合的な日常生活動作の組み合わせであるからです。

それだけではなく、その方の体調や心身機能、その能力などをアセスメントし身体状態の観察をしつつ、羞恥心や自尊心にも配慮を求められ、さらに体調の急変や事故にも対応しなければならない、まさに気配り・目配り・心配りのスペシャリストであることが必須になります。

ついつい、熱く語ってしまいました(;・∀・) では、授業の内容をお伝えしたいと思います。

ケリーパッドを使っての洗髪介助。バスタオル2枚と45リットルのナイロン袋、洗濯ばさみで作成します。

 ケリーパッド

以前は、受講生さん同士で洗髪をして頂いていましたが、最近は実習用のお人形を活用しております。(髪の毛がないので、洗髪の手順をして頂いています)ケリーパッドを現場で使うことはあまりないようです。実際には、紙おむつを使って洗髪後の処理も簡単にされることもあるようです。

 洗髪介助 

お次は、泡立てネット作って手浴を行います。泡立てネットは、ネットと輪ゴム2本で簡単に作れます。そのネットを使って、しっかり泡立てをします。泡には、2つの効果が‼①皮膚の汚れをはがして取って包み込む働き②摩擦による皮膚への負担を軽減するクッションになる働きがあります。

 きめ細やかな泡を作る秘訣はさ〇うです♪

 手浴の後は保湿もしっかり行います

実は、研修センターには浴槽の設備があります。(※お湯は流せません)

 普段はいろんな教材で隠れております

右片麻痺の方の入浴介助を利用者側、介護職員側の両方を演習します。教室の片隅にある入浴設備、お湯が出ないはずなのに、なぜか熱いのです。皆さんの熱意なのか、ライトが当たるからなのか、実際の入浴介助さながら熱い場所となっています。

 入浴介助は安全に安全に、気持ちよく

一般的な家庭のお風呂場を再現してますが、浴槽は半埋め込み式のため、浴室内がちょっとしたステージになっております。その為、なかなかの上り框が・・・。1段だけですが、階段昇降も兼ねての入浴介助となります。

入浴介助では、狭い浴室の中で前屈みや中腰になることが多く介護職員の腰に負担がかかります。利用者さんの安全を確保しつつ、介護職の身の安全も守ることも大事になってきますね。

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