ただいま、開講準備中‼

早いもので来週から第10期が開講いたします。その準備を始めながら、教室の雰囲気も合わせてご紹介したいと思います。

まず、玄関の扉を開けると『受付』がございます。

入室する前に「うがいと手洗い」をお願いしております。受付では体調の確認と検温も行います。毎日「変わりないですっ」と来て下さるとほっとします。

開講前に受講生の皆さんにはテキストを取りに来て頂いています。その際、簡単に注意事項などをお伝えしています。準備中の今は、お渡しすべくテキストや資料などがドーンと置かれております。

現在のところ、6名お申し込みを頂いております。申し込み締め切りまで、もう少しお時間があります。先ほどもお問合せがあったので、増えるかもしれません(*’ω’*) ご縁がありますように・・・

受講生の人数であったり、講義スタイルによってお席のレイアウトを変えております。最近は、講師と対面になるスタイルが多くなってます。以前は、受講生さん同士が対面になるように配置していたのですが、和やか過ぎる場面も見受けられたこともあり。慣れることは良いのですが、慣れすぎるととだんだん、だれてきて どうしても崩れてしまいます。まずは、環境から見直していわゆる「メリハリ」のある(程よい緊張と程よい『ほっこり』)授業を行っていくことが大事だと思いまして。

講師は準備したカリキュラムを計画した通りに、時間内に収められるか否かでおります。スムーズに進められるのか、終わってからひとり反省会をして凹むのか(/_;)

毎回感じること。授業の雰囲気を作るのは、圧倒的に受講生さんです。ある意味、受講生さんに恵まれて授業が成り立っていると思います。毎回の授業で何かしら「やらかしてしまう」私には。しかも、自覚なく。
受講生さんの名前を呼び間違えるだけでなく、勘違いから…思い込みから…の呼び間違い。今後、この場でいろいろとお伝えする機会があるかと思いますので、今回はこのあたりで。

 

第4章「介護・福祉サービスの理解と医療との連携」で気づくこと

こんにちは。石田です。ここ最近やっと投稿にもなれ、コンスタントに発信できるようになってまいりました。ようやく、第4章まできた感じでおります。一体、何章まであるのかと申しますと、第10章までございます。
開講1週目は講義スタイルで第8章と第9章の最初だけ、2週目からは、「食事」「入浴」「排泄」などのいわゆる実技が6日間あります。このペースでいくと、今月末から開講する期間にさしかかります。確実に。
ならば「今日は〇〇の授業で・・・」といったタイムリーな投稿ができるかも。
ただし、いろいろ余裕があったらね。あるかな、余裕・・・。と思いながらも(こんな内容で)(このテーマで)など企画やアイデアが浮かび浮かぶだけでなく、すぐに取りかかりたくなったり、始めてしまったりと かなり頭の中でとっ散らかしております。

いきなり冒頭から、近況報告のようなまとまりのない文章で申し訳ないです。

さてさて、今回は第4章「介護・福祉サービスの理解と医療との連携」をご紹介します。
担当講師は、現役ヘルパーでもある岩本先生による授業となります。

授業は週の真ん中、水曜日。3日目の午後から3時間。介護保険制度をさらに詳しく学ぶ内容、創設された背景や制度の目的、財政などなどとなっています。皆さんの苦手教科1位、2位に上がってくるそんな単元ではないかと思っております。(かく言う私も介護支援専門員の試験では渋々いや致し方なくでした。)この投稿記事を書きながら、気づいたのですが 開講して3日間は、毎日いろいろな切り口?で介護保険を学ばれているのだと。

実際、岩本先生が入られているご利用者さんのケースを事例に「必要なサービスを考える」ワークをされています。この方は、介護保険だけでなく障害サービスも利用されているため、リアルに在宅支援における介護職と医行為の実情が聞ける場となっています。

このワークでは付箋に必要なサービス記入し受講生が一人ずつ貼り出していきます。その付箋の数や内容を見て感心させられます。「本当にきちんと学ばれているんだなあ」と。
勝手に「苦手」=「嫌い」だと思い込んではいけませんね。

第3章『介護の基本』は〇〇〇〇を温める⁈ことから

介護サービスカード

こんにちは。今回も独自の目線で授業カリキュラムをご紹介させて頂きます。よろしくお願いいたします。

開講初日、不安と緊張といきなりの介護保険のナントカカントカ((+_+))…。皆さんもそして私自身も、疲れが抜け切れないまま迎える2日目午前中3時間がこの第3章『介護の基本』です。

介護の基本というだけあって、内容は介護職の役割や専門性、職業倫理、介護職の安全の確保やリスクマネジメントといったものになります。「職務の理解」でふれたことを更に深めるような形で授業をすすめております。

朝9時から始まる授業、皆さんの『やる気』にはまだまだエンジンが温まっていない状態であるのは否めないのです。そこで、じょじょに温まるようにアイスブレイクを取り入れるようにしております。

 100均グッズfull活用

介護サービスカード 介護サービス種類カード

上記のカードを使って、昨日のおさらい。分かるカードからお一人ずつ前に出てきてもらい貼り付けてもらいます。
そのため、どうしても難儀なカードが残りがちに…。
実はけず=(いじわる)」カードも混ぜてます。なんせ私、京生まれ、京育ち、京おんなやさかい 3拍子揃った生粋の「いけず」でございます。そのカード、どんなものかと申しますと、介護保険上の名称 例えば介護老人福祉施設=通称「特別養護老人ホーム」などをシレっと入れておきます、あえてシレっと。

しかしながら、ここでは正解や記憶力などに重きをおいておりません
なぜなら『やる気』のエンジンを温めることを目的としているからです。

 個人ワークを発表

講義の授業は、どうしても一歩通行になりがちです。
受講生さんが受け身ばかりにならないよう内容に工夫が大切です。できれば、座ったままばかりではなく動いてもらうことも意図的に取り入れております。

 

「へー、知らなかった」「そうなんやぁ」
と、興味関心をひいて前のめりになっている受講生さんの姿をひたすらイメージしながら授業作りに励んでおります(=゚ω゚)ノ

 

第2章『介護における尊厳の保持・自立支援』は盛りもりの「森」⁉

しばし、ごぶさたしております。石田です。
前回からの続き、今日は授業カリキュラム 第2章「介護における尊厳の保持・自立支援」についてご紹介します。
講師という立場ながら、こんなこと書き連ねて良いのかねぇ...(;^ω^)と思いながらも したためて参りたいと思います。

タイトルを見るだけでも既に「お堅い」感じがしますね。ハイ、その通りです‼ここでは 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職である自覚をし、介護保険制度の基本的視点である利用者の自立支援や権利擁護などを学ぶわけです。しかも、2日目のお昼から3時間…(+_+) 眠くなるのに、あらがえない時間帯です。睡魔との闘いに打ち勝たなければならない訳です。ツラいですね…。

日本国憲法第13条から始まり、虐待防止・身体拘束、ノーマライゼーション、QOL…といった一方的になりがちな内容のラインナップが続きます。

しかも「エンパワメント」「アドボガシー」「ストレングス」などカタカナ・大事・用語に交じり、ノーマライゼーションの偉大な提唱者「バンクミケルセン」「ニイリエ」「ヴォルフェンスベルガー」の名前、お国もおさえましょう( `ー´)ノ ここ大事!試験によく出ますからライン引きましょう…。
情報過多すぎる授業確定です。大事がギュウギュウ詰めです。

この後、1.5時間「障害の理解」があります。
実は、2日目のカリキュラムは1日、大事ばかりがギュウギュウなんです。

そこに『国際生活機能分類=ICF』がしれっと入ってまいります。ICFの視点?構成要素?アセスメント?何それっ?の連続です。

介護における自立、意欲と動機付け、介護予防…。
テキスト、カリキュラム内容に、容赦なんてないです。
盛りもりの『森』です。

受講生さんに(この章を嫌いにさせる為に授業しているのでは…)と思ってしまいます。いやっ、苦手意識をさらに増長させていると言っても過言ではない。現に介護福祉士の勉強で、いつも後回しにしたい科目の上位だもん。間違いない。

上記に挙げた不安要素を少しでも解消⁈するために、(受講生さんだけでなく授業をする自分のためにも…)工夫していること3点。

 ❶イラスト・画像で印象付け

    ❷語呂で覚える

 ❸自分史で福祉の歴史を身近に

などをいたるところにフル活用しております。皆さん語呂待ち状態ではないでしょうか…。と思いたい。
「見たことある」「知ってる」だけで不思議と苦手意識なくなるのでは…。将来のキャリアアップに今から免疫をつけている感じですね(;^ω^)

第1章「職務の理解」はツラい授業?‼

今回から授業カリキュラムの各章にちなんでブログのような形で紹介させて頂きます。

まず、第1章の「職務の理解」です。どの初任者研修の講座も初日に予定されております。この科目は、他の章とは違う点がございます。

それは、必ずスクーリングで6時間受けないといけないといったお約束があります。
しかも、当日休むといわゆる『アウト』です。
他の日に振り替えがきかないので、次の開講日を待つしかないのです。かなり、厳しい(*_*;

何とか出来れば良いのですが、こればかりは、ルールですので…申し込みがあった際には、必ず事前にお伝えしております。
『この時期なので特に体調管理には気をつけて必ず、出席してくださいね。絶対に、絶対にお願いします。』と。

具体的にどんな内容かというと、いきなりの『介護保険』です。
サービスの種類や提供される場の特性を理解するといったものなんですが…。

老若男女問わず、まったくの0ベースの方には、ほんとに『⁈』な内容ですよね。(だからこそ、この章のDVD教材がついているのだと思いますが…。)実際、「ちゃんと見ました!」という方はいないですね。残念な事実です。

かと言ってですね、見てすぐに理解できるかと言えば、そこは個人差が大きいことで。
自分に身近な方は、すんなりだと思いますが、すんなりでない方は『?‼』でしかないでしょう、ほんとに。
私自身がすんなりでなかったので、その気持ちは大変共感できます。

施設の見学がなかなか難しい昨今、授業だけでこの章を理解するにも受講生さんだけでなく、講師であっても非常にツラいわけです。
1日繰り広げられる、逃れられない6時間…。
午後2時を過ぎた頃には、情報量が多くて消化不良になっている様子が見受けられます…。
皆さんの気持ち、そしてこの状況。分かります。それだけにツラい。

私個人のお話ですが、まったくの0ベースでとあるセミナーに参加した…あの日のあの私。今でも覚えております、はい。
あまりに圧倒されて帰り道に転倒したくらいですから。(運動不足説もありますが。)だからこそ、分かるんです。

しかしながら、この6時間。だてに長いだけではないのです。
とても大事なんです。

それに気付くのは、数年かかります。介護福祉士の試験勉強の時ですね。かなり経ってからボディブローのように効いてきます。

それぐらい大事なこの章を少しでも、ツラいものにならないよう。いろいろなアイデアを活かして工夫しております。

☝は介護保険サービスの流れをロールプレイで演習する用に手作りしてみました。(一方通行になりがちな講義スタイルに動きがないと余計にツラくなるし、眠くもなりますので。)

「利用者」「家族」「主治医」「介護支援専門員」など受講生さんに役割を持ってもらいます。
実際に、その立場で必要な書面も持ってもらい演習して頂きます。

ロール=役割を持つことで、また何をするのかを知ってもらうことで理解につながればと思っております。
中には、なりきって下さる受講生さんもいたりして和やかで楽しい場面にもなってます。
介護保険の流れは忘れていても、この日ロールプレイを思い出してもらうと少しでも、勉強・苦手意識がうすれるのでは、なんて思いながら。

いつも「初日がつらかった。」「とにかく、しんどかった。」「何話しているのか、分からない。」「見慣れないけどおんなじ漢字ばっかり出てくる。」
など受講生さんから聞くたびに…。

『つっ、次こそはっ…(~_~;)』と密かにリベンジを、いやいや工夫を凝らす訳でございます。